| このワインを「美味しくない」と言う人がいたら会ってみたいほど。 申し訳ありませんが、絶対に「美味い」と断言しちゃいます。
1868年から続く由緒あるネゴシアン、アンドレ・モレ。長い歴史の中で、彼ら独自の試飲・販売のノウハウを築き上げてきました。 そのノウハウを生かすため、ファイナンス担当のピエール・ジュリエと、販売担当のカルロス・ブシャールが新たに加わり、モレ氏と3名で新たに立ち上げたのが、「メゾン・ジュリエ」。 会社設立後、まだ2年ですが、すでにアメリカ市場では大好評、イギリス系航空会社のビジネスクラスにも採用されています。 メゾン・ジュリエの一番の特徴は、ブドウではなく、ワインの状態で良いものだけを試飲して購入するという、全く新しいスタイル。ジュリエ氏をはじめ優秀なスタッフが、ものすごい数のワインを徹底的に試飲して納得のいったものだけが「メゾン・ジュリエ」の名前で瓶詰めされています。 ジュリエ氏に、コンブランシアン村の畑を案内していただきました。 コンブランシアン村というのは、ニュイ・サンジョルジュの少し南、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの中間くらいに位置する村で、優良な石灰岩土壌なので、石材屋が多数軒を並べています(もちろん、ブドウ畑の方が多いのですが)。昔はパリの建築物もこの辺りの石材を運んで造られたという話を聞きました。 この村のブドウからは、単独で村名ワインを名乗ることはできず、"コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ"というアペラシオンになります(コート・ド・ニュイには、他にもいくつかこういう村があります)。 案内してもらった時はちょうど小雨で、その前から降っていた豪雨のため、周囲には水浸しの畑もありました。しかし、この畑は斜面の上部に位置しているため、ほとんど水たまりもなく、水はけの良い優れた畑であることは一目瞭然でした。 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュには、ニュイ・サンジョルジュの南に位置するプレモー・プリッセ村や、ジュヴレ・シャンベルタンの北にあるフィクサン村といった、マイナーな村のブドウが主に使われています。ミーハーな産地もいいですが、こういう隠れた村こそ、本当のブルゴーニュワインなのだなあという気がいたします。 畑を見た感じ、なんとなくですが「良い仕事をしてるな」という印象を抱きました。 さて、試飲です。
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