最先端技術を駆使したフレッシュな白。
ボルドーの自然派ワインです。
ボルドーでとても有名な、あのリュルトン家が有する自然派ワインのシャトーです。1992年からビオロジック栽培(エコセール認定)。プリムール売りはせず、2〜3年熟成させてから出荷します。グレープフルーツ等の柑橘系の香りや、ミント、ライム、青リンゴ等の爽やかな香り。非常に上質なボルドー白ワインです。ちなみに、ボルドーでは色んな土地で白ワインが造られていますが、長熟に耐えられる白ワインができるのは、ペサック・レオニャンのアペラシオンだけです。
2006年は前年の冬が暖かかったので成長が早かったものの夏は涼しかったので非常に酸が高く、ミネラルを感じる骨格のしっかりしたワインになりました。「この酸の質であれば、4〜5年待つと、もっと良い状態になるのでは?」と、ルイ氏は語っていました。
| 産 地 : | フランス ボルドー地方 |
| A O C : | ぺサック・レオニャン |
| 収 穫 年 : | 2006年 |
| 造 り 手 : | シャトー・オー・ヌシェ |
| タ イ プ : | 辛口、白ワイン |
| 葡萄品種: | ソーヴィニヨン・ブラン 78%、セミヨン 22% |
| 土 壌: | 表土に第三期の石灰岩を含み、いくつかの層になるピレネー産砂利質土壌 |
1974年よりリュルトン家のルシアン氏が所有、1982年に彼の父がこのシャトーを分担され1992年から現オーナーのルイ・リュルトン氏に引き継がれました(氏はバルサック地方のドワジー・デュブロカ(ソーテルヌ2級格付)も所有しています)。
ルイ氏は、シャトーを引き継いだ1992年からすぐビオロジック栽培を開始しましたが、当時は「ルイ・リュルトンは頭がおかしくなった!」と陰口を言われたそうです。なにせ、2世紀も前の栽培法に戻そうというのですから。
しかし、今日、それが誤解だったことは昨今のビオワインブームが立証しています。ビオロジック栽培にしたことで、ブドウの皮が厚くなり、病気に罹りづらくなったと言います。また、皮にはフェノール化合物や香り成分が豊富に含まれるため、ブドウが自分自身を守るために作った皮細胞が美味しい成分も含んでいたということになり、一石二鳥だそうです。
畑は、シャトー・ラトゥール・マルティヤックのすぐそばで、見るからに石灰分が豊富な砂利質土壌です。
上の写真は、葡萄を逆円錐形の容器に入れて、天井から吊ったまま醸造タンクまで運ぶための装置です。タンクに入れる際、重力で落とすだけなので、葡萄に余計な圧力を加えず、果肉が痛まないそうです(最近よくワイン雑誌でみかける“グラヴィティー・システム”です)。
このプレス機は、シャトー・ペトリュスで開発されたプレス機を真似たという最新式プレス機。リュルトン氏によると、実は、プレス機というものは、19世紀のボルドーで使用されていた木製カゴが最も優れていたとのことで、それと同じ原理を応用しています。ただし、木製カゴだとバクテリアが湧いたり、葡萄が酸化したりするので、ステンレスで作り変えたそうです。空圧式プレス機の100分の1しか電気代がかからないそうです。
収穫は手摘みで、品種ごと、小区画ごと別々に行い、醸造もその区画ごとに分けて行っています。プレスしたジュースを400リットル入りの新樽に入れ、樽の中で醗酵させるブルゴーニュ風の造りです。澱引きはしないそうです。なぜなら、澱の中にも美味しい成分があるので、バトナージュして澱との接触させることで香りも深まるからだといいます。また、澱には酸化防止の酵素が含まれるため、SO2も削減できるそうです。
熟成は8ヶ月、100%新樽にて行います。瓶詰めはノンフィルター。
このように、シャトー・オー・ヌシェでは昔ながらのビオロジックな栽培をする代わりに、醸造設備には最新のものを駆使しています。昔と違って、現代の有機農法は抽出技術においてテクニックがあり、昔のやり方と現代のやり方を融合させることで、新しい味わいが生み出せると語ってくれました。
社内試飲会では、こんな声がありました。
「ウイスキーっぽい」というのは、ウイスキーの水割りのような香りということで、言われてみれば、そんなような不思議な香りもします。全体的には、グレープフルーツ、ライム等の柑橘系の香り、夏草を思わせるハーベイシャスな爽やかなアロマを持つ白ワインです。
