はっきり言って、シャトー・ディケムにも負けてませんっ!
知られざる銘醸地ソーシニャックの極甘ワイン!
| シャトー・ル・ペイラルのオーナー、ティエリー・ドーリアック氏は、92年に父と一緒にワイナリーを始めました。自社畑は3ヶ所に分かれており、全部で15ha。ボルドーの上流に位置するベルジュラック地方は起伏のある丘陵地帯にあるため、畑ごとに味わいの異なるワインになります。 テロワールの違いをより引き出すため、2003年からビオロジック栽培を開始。2005年には認証を取得いたしました。呆れるほどに丁寧な畑作業から産まれるこのブドウは、健全でまた質が高く凝縮しており、非常に質の高いワインを造っています。 シャトー・ル・ペイラルの甘口ワインは、ベルジュラック地区を代表するワインとして、海外のワイン雑誌などで紹介されており、数々のコンクールで受賞歴を誇っています。 |
| 産 地 : | フランス南西部 |
| A O C : | ソーシニャック |
| 収 穫 年 : | 2002年 |
| 造 り 手 : | シャトー・ル・ペイラル |
| タ イ プ : | 極甘口、白ワイン |
| ブ ド ウ : | セミヨン 60%、ソーヴィニヨン・グリ 30%、ミュスカデル 10% |
| 平均樹齢 : | 40年 |
| 土 壌 : | 石灰質土壌 |
ハチミツのような香りに、アンズ、バナナ、カリン等、フレッシュな南国系のフルーツを連想させるような香りを感じさせます。まるでオレンジマーマレードや、砂糖をふんだんに入れたレモンティーのような味わいで、やさしい口当たり、とても飲みやすい甘口ワイン。口中に広がる甘みを後ろから支えるさわやかな酸味があるため、飲み終えた後はとても清々しく、甘口ワインにありがちなベタつくような感じがありません。 食後酒として飲むなら、リンゴのタルトのようなデザートにぴったりです。他に、フォワグラのパテや、ロックフォールチーズとの相性が抜群です。
上は、シャトーで実際に供された食べ物の一例です。どれも抜群の相性ですが、特にリンゴのタルトとのマリアージュは絶品です!
シャトー・ル・ペイラルのある、ラザック・ド・ソーシニャックは、ベルジュラック地区の中で、ソーシニャックという甘口ワインで有名な場所です。ソーシニャックは、甘口を生産するアペラシオンの中で、唯一補糖を禁止しているアペラシオンです(ソーテルヌ、モンバジャックでは補糖が認められています)。
貴腐菌のついた葡萄のみを収穫するため、同じ区画で何回にも分けて収穫を行います。ブドウの房には均一に貴腐菌は付かないため、このシャトーでは貴腐菌が完全についたブドウのみ粒選りして収穫しています。その結果、10月5日から始まった収穫は、11月25日までかかりました。
ところで、甘さを測るには、収穫時のブドウジュースから潜在アルコール度数という数値で測ります。1度のアルコールを造るのに、1リットルあたり18gの糖度が必要なのですが、なんと、その糖度は400g/Lを超えていました!
この糖分をすべてアルコールに醗酵させることができれば、純粋にアルコール度数換算すると、22.2度のアルコールになります(400÷18=22.222)。もちろん、実際には酵母がすべての糖分を醗酵させることはできませんから、醗酵できなかった糖分は、ワイン中に残糖として残ります。
醗酵終了後の残糖度は、分析値では1リットル中、191gも残っています。たとえば、世界三大甘口ワインの一つ、ハンガリーのトカイ・アスー・エッセンシアの糖度の規定は「1リットル中180g以上」とされています。つまり、世界最高峰の甘口ワインに匹敵するレベルの糖分が含まれているということです!おそらく、シャトー・ディケムにもひけを取らないでしょう!
実際、味わい的にも、シャトー・ディケムに肩を並べるレベルに達していると思います。少なくとも、並のソーテルヌなどは、かるーく凌駕する美味しさに到達しています!
ちなみに、醗酵には醸造用酵母を一切使用せず、天然酵母のみでアルコール発酵。
醗酵・熟成とも樽を使用し、18ヶ月熟成させています。
